これが、Intel Parallel Studioという製品に含まれています。
http://www.xlsoft.com/jp/products/intel/studio_xe/index.html
マス・カーネル・ライブラリ(MKL)だとか、 スレッディング・ビルディング・ブロック(TBB)とか、インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ(IPP)等、強力なライブラリも使えたり。
(ちなみに、インテルのライブラリだけ使いたい場合はコミュニティライセンスの元、誰でも無償で使えます。https://software.intel.com/sites/campaigns/nest/)
魅力的な製品ですが、買うと結構高いです。それが非商用でオープンソースソフトウェアの開発には無償で利用できます。
入手条件として、なんらかのオープンソースソフトウェアを実際にGithub等に公開して開発している必要があります。
入手に結構手間取ったので、困ってる人のために共有。
まず、Intelのフリー開発ツールのFree Tools For Open Source Contributorのページに行きます。
https://software.intel.com/en-us/qualify-for-free-software/opensourcecontributor
下の方の Offer: Get Intel® Parallel Studio XE Professional Edition: For Linuxのリンクをクリックします。
利用条件が書いてあるので、一通り読んで、チェックしてAcceptをクリック
すると、メールや氏名を入力する画面になるので、入力。問題は、URLのところ。ここに、自身のオープンソースプロジェクトの公開先URLを入力する必要があります。下のProject Descriptionにはプロジェクトの説明を入力。
そして、このプロジェクトの審査があります。数日後にメールに返信があります。お馬鹿なURL入力しても、却下されます。私は過去に2〜3回却下されました。(笑)
却下されたパターンとしては、ブログ等のページを指定とか、内容が無いに等しいプロジェクトとか。もしかすると、製品の性質上、C/C++や、Fortranのプロジェクトじゃないとダメな可能性も。
今回は、自身のGithubで公開しているLinux用のメモリーとか物理アドレス読み書きプロジェクトを指定したら通りました。内容はまったく薄いです。Cのファイルが3つだけ、Makefileすら作ってない。でもちゃんと動いて、目的のことができて、Description通り。ちゃんと開発するし。このくらいで、審査通るみたいです。
https://github.com/sig-ishihara/linux_pysical_address_rw_cmd
で、審査通ると以下のようなメールが来ます。
ダウンロードリンクと、シリアルナンバーもらえます。
自分のIntelアカウントのプロダクトみるとこんなんです。
色々使えるようになりました〜。わーい。
早速、ダウンロードしてインストール。.tgzになってるので、解凍。install_GUI.shを実行するとインストーラが立ち上がる。あとは、黙々とインストールを進める。
インストーラがムサ苦しい。上に重くて待たされまくり。インテルさん、こういうGUIツールへたくそなんだよね。(笑)
完了!
したらば、以下を実行してコンポーネントを初期化
$ cd /opt/intel/parallel_studio_xe_2016.2.062
$ sudo ./psxevars.sh
これで、コマンドラインからは使えるっぽ。
次にEclipseに統合。予めCDTは入れとく。
Help ->Install New Software で、AddしてLocal以下を追加してプラグインをインストール
/opt/intel/parallel_studio_xe_2016.2.062/ide_support_2016/eclipse/compiler_xe
/opt/intel/parallel_studio_xe_2016.2.062/ide_support_2016/eclipse/gdb_xe
これでOK
統合できたっぽ。
新しいCプロジェクト作るとIntelコンパイラ選べるようになってる!
ツールチェインも追加されてる 。
他にも、V Tune Ampilifierなる最適化指南ツールが使えたりする。UIはセンスの微塵もありませんが(笑)
よし。これで、もりもりハイパフォーマンスなブツ作れます。
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