インストール手順を記録。
1. http://www.linuxmint.com/よりLinux Mint 17.2 Cinnamon 64bit版をダウンロード
3. bootia32.efiをもらってきてUSBメモリの「/EFI/BOOT/」にコピー
4. x205taのBIOS設定でSecure Boot ControlをDisableにしておく、インストール段階では内蔵Wifiが使えないのでUSBのWifiアダプタか、有線LANアダプタでもつないで、どうにかインターネットに繋がるようにしておく。
5. USBメモリから起動して、普通にインストール。キーボードが勝手に連打されたりする現象があったりするのでパスワード入力とか気をつける。現象は後でアップデートすると治るのでとりあえず我慢。
6. インストール後、このままでは、32bitUEFIの関係で再起動してもSSDから起動しないので、USBメモリのGrubを使ってSSD内のLinuxMintを起動する。USBメモリから起動し、Grubの起動選択画面で、「ctrl-c」でプロンプトに落ちて、以下を入力。(ちなみにタブで補完できる)
> linux (hd1,gpt2)/boot/vmlinuz-3.16-0-38-generic root=/dev/mmcblk0p2 reboot=pci,force
> initrd (hd1,gpt2)/boot/initrd-3.16-0-38-generic
> boot
7. 32bitUEFI用Grubをインストール。これでSSDから直接起動できる。以前、Ubuntu14.04のインストールを試した時はEFIバリアブルへブートローダーの登録に失敗していて、面倒くさいことになっていたが、このバージョンのLinuxMintでは問題なかった。これでUSBメモリ無しで自力で起動。
$ sudo apt-get install grub-efi-ia32
7. このままだと、内蔵Wifi、MicroSDカードリーダー等が使えない。これはカーネルをかなり新しめにバージョンアップし、ゴニョゴニョすると解決する。チップセットが新しいのでカーネルのドライバ対応が追いついていないんですね。http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/より新し目のカーネルパッケージをもらってくる。今回はv4.1.6-unstable/を使用。
8. Wifiチップのファームウェアをセットアップ
sysfsutilsをインストール
「/etc/sysfs.conf 」に以下を追記
$ wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.1.6-unstable/linux-headers-4.1.6-040106-generic_4.1.6-040106.201508170230_amd64.deb
$ wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.1.6-unstable/linux-headers-4.1.6-040106_4.1.6-040106.201508170230_all.deb
$ wget http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/v4.1.6-unstable/linux-image-4.1.6-040106-generic_4.1.6-040106.201508170230_amd64.deb
$ sudo dpkg -i linux*
8. Wifiチップのファームウェアをセットアップ
$ wget https://android.googlesource.com/platform/hardware/broadcom/wlan/+archive/master/bcmdhd/firmware/bcm43341.tar.gz
$ tar -zxvf bcm43341.tar.gz
$ sudo cp fw_bcm43341.bin /lib/firmware/brcm/brcmfmac43340-sdio.bin
$ sudo cp /sys/firmware/efi/efivars/nvram-74b00bd9-805a-4d61-b51f-43268123d113 /lib/firmware/brcm/brcmfmac43340-sdio.txt
sysfsutilsをインストール
$ sudo apt-get install sysfsutils
「/etc/sysfs.conf 」に以下を追記
bus/platform/drivers/sdhci-acpi/INT33BB:00/power/control = on
7. MicroSDカードリーダーを有効化する。「/etc/modprobe.d/sdhci.conf」に以下を追記(無ければ新規作成)
options sdhci debug_quirks=0x8000
で、以下を実行
$ sudo update-initramfs -u -k all
これで、再起動すれば、めでたく、内蔵Wifiとカードリーダーが使えてるはず。これで、かなり実用度アップ。
現時点では、オーディオはダメですが、いずれカーネルが対応すれば使える日もくることを期待しつつ。あと、タッチパッドの2本指スクロールや、タップ無効が効かないのが地味に不便。ただのマウスとして認識しているのかもしれない。対策知っている方いらっしゃいましたら、ぜひ教えて頂きたいです。
今回はこれくらいで。
参考URL: https://wiki.debian.org/InstallingDebianOn/Asus/X205TA
0 件のコメント:
コメントを投稿